シンセサイザー奏者・作曲家・音楽監督。東京都出身。現在ではアニメ、バラエティ番組、CM、コンピュータゲームなどの音楽で広く知られる。音楽監督としては一世風靡セピア、柳葉敏郎、小椋佳など多くのミュージシャンのコンサートツアーを手がける。作曲家としての活動ではコミカルなムードの曲を得意とした。1991年から1997年に放送された「ダウンタウンのごっつええ感じ」では音楽担当としてスタッフクレジットされ一部のコーナータイトル曲・BGMの作曲を手掛ける。特に同番組後期に制作され増田が作・編曲を担当した「エキセントリック少年ボウイ」のテーマは高評価を得て、「日影の忍者勝彦のテーマ」も制作した。「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」では、トーク出囃子『ようかん夫妻』で松本の作った荒削りなメロディを補作曲、和田アキ子を迎えての番組公開レコーディングでは、後ろでピアノ伴奏を担当する形でテレビ出演した。番組中、浜田からは「増田先生」と呼ばれていた。一方、アニメの音楽も数多く手掛けている。アニメ監督・演出家の桜井弘明、ワタナベシンイチとは旧知の間柄で、その縁から『はれときどきぶた』『デ・ジ・キャラット』『だぁ!だぁ!だぁ! 』『エクセル・サーガ』『ななか6/17』等の音楽を手掛けた事が、その後のアニメ音楽での活躍につながって行く。ワタナベシンイチとのコラボレーションでは、個性的な彼の詞にマッチするメロディーをのせて多くの主題歌・挿入歌を作り上げた。また『だぁ!だぁ!だぁ!』では、クリス(花小町クリスティーヌ)という二重人格キャラのテーマを作曲するにあたり、たちどころにイメージが浮かんで三曲まとめて書き上げたという。三曲とも番組中で頻繁に使用され、サントラにも収録されている。主に関西を中心に活動する同姓同名のミュージシャン・ラジオパーソナリティの増田俊郎(こちらは「ますだとしろう」)がいる。